このドッグハウスは私の友人、ジョン・ザブルッキー氏(LA在住デザイナー)の作品です。
以下写真と文章は、雑誌『DOG days』Vol. 1 (1999年3月発行)に私が紹介したものです。



 世紀末である。地球の自然破壊は進み、経済は混乱をきたし、難病奇病が人類を襲う。15年前に映画「ブレードランナー」は2019年の地球を予言した。私たちはそのような暗い未来に向かうのだろうか?
 「愛」である。愛があれば明るい未来は必ずある。自然にも愛を、お金にも愛を、そしてヒトにも愛を。
 アメリカではエイズ撲滅チャリティーの運動や行事が毎年数多く行われている。昨年ロサンゼルスでクリエイターたちが参加した、エイズ撲滅チャリティー・オークションが行われた。主催したのはPAWS/LAという団体で、エイズ患者に対する動物によるセラピーなどのサポートを行っている。オークションの出典作品のテーマは「ドッグ・ハウス」。多くの建築家やデザイナーなどが独自のアイデアで製作したドッグ・ハウスがオークションにかけられ、売り上げの一部が寄付された。
 その参加クリエイターのひとりがSF映画専門のプロップ(小道具)・デザイナー、ジョン・ザブルッキーである。彼は「ブレードランナー」や「スタートレック」など数々の有名SF作品のプロップをデザインしている。彼は映画やTVなどのためのプロップのレンタル会社、モダン・プロップス社の社長でもある。
 彼のドッグ・ハウスの完成度には息を呑む。デザイン、素材、機能のすべてが凄い!アルミニウム製で内装は総革張り。エアコンやテレビまで付いている。制作費はなんと約1万ドル(約120万円)。きっとこの作品は、ハリウッドのリッチな愛犬家が競り落としたに違いない。
 こんなドッグ・ハウスに未来の犬は本当に住むのだろうか?・・・


MODERN PROPS
モダン・プロップス社はテレビ映画の小道具や装備のデザインと製作会社として、ジョン・ザブルッキーと他2のパートナーと共に、1979年に設立され、その後リース業も始めた。広大な自社倉庫にはジョン自身がデザインした数多くの作品と数万点はあるアンティークや家具、小物、雑貨が所狭しと並んでいる。そのどれもが見て回るだけで何時間も過ごせるほどおもしろいモノばかり。倉庫には毎日数多くの映画の美術関係者やスタイリストがアイテム探しをしている。倉庫内できびきびと働く社員たちはNASAの職員と同じ白いつなぎのユニフォームを着ている。




ドッグハウスの説明
(大きさ:約1m[高さ]×1m[底直径])




AIBOサイト6 emotions & 4 instincts
RAOさんがこんなクールな画像を作ってくれました。
Thank you!