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| 『スライム・ドッグ 』 アコートリメンツ社、アメリカ。価格:3.00 ドル。これはプヨプヨ、ベトベトした(=Slime[スライム])犬の人形です。今から約20年前、日本でブームになった「スライム」というアメリカからやってきたオモチャがありました。それはプラスチックのコップのような容器の中に入った、鮮やかな黄緑やピンク色の、ドロドロ、ブヨブヨ、ネバネバした不気味なゼリーのようなもの、まさに「惑星からの物体X」のようなものでした。その当時だれもが「なんだこりゃ」と言いながら、面白がってその触感を楽しんでいました。当然はじめはアメリカで大ブレークし、あのホワイトハウスにも「スライム」があったようです。その「スライム」を犬のカタチにしたようなモノが今回の商品です。アメリカでは70年代の「スライム」の後も「シリー・プティ」や「ガク」という同じように形が無くただ触感だけのオモチャがヒットしています。この「スライム・ドッグ」もカタチこそ犬ですが、単にいじくり回して、ちぎれそうでちぎれない、ベトベトしているようなニュルニュルしているような、この何とも言えない手触りを楽しむモノです。視覚、聴覚、味覚、嗅覚などは、その環境や経験でずいぶん個人差があり、国によっても大きな違いがあると思うのです。現に犬の鳴き声の表現も各国違いますし、その国の人ではないと、とても食べられない外国の料理もたくさんあるはずです。しかし「触感」は人間にとって根元的な感覚で、意外と万国共通なものではないでしょうか。愛犬家にとって「犬が好きな理由」は人それぞれあるとは思いますが、実は「犬の触感」が好き!という人はとても多いと思います。スヌーピーに出てくるライナスがブランケットを手放せないのも、ぬいぐるみが大好きな大人がいるのも、なにか柔らかいものに触れていると落ち着くという理由だと思います。高血圧の人が犬に触るだけで血圧が下がったりするのも、同じことのような気がします。フロイト的に言う「性欲」なのかもしれませんが、理屈抜きで犬を触ると気持ちいい!皆さん、毎日犬を触りましょう。ちなみに「スライム・ドッグ」の姉妹品には「スライム・キャット」もあります。 | ||||