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| 『 マクソー・ミニョン』レコール・デ・ロワジール社出版、フランス。作者:ナジャ。大きさ:横 8 cm×縦 8.6 cm、頁数:10 ページ。価格:24.00フラン。 これは「マクソー・ミニョン」という題名のフランスの「豆」絵本です。 「マクソー ( Maxou )」は主人公の白いイヌの名前、「ミニョン (mignon)」は「小さい、かわいい」というフランス語の男性形容詞。つまり「小さなマクソー」と言う意味で、しかもこのマクソーはオスのワンちゃんという事がわかります。内容はこのマクソーが遊んだり、お菓子を食べたり、かわいくたのしい生活がシンプルで素朴なタッチで描かれています。 ところで、ご覧の写真がこの本の大きさのほぼ原寸大です。本のタイトルのように、この絵本そのものも「小さい」のです。この「豆本」の歴史は古く、宗教改革盛んな16 世紀初頭のヨーロッパで作られた携帯に便利な聖書が始まりだと言われています。日本では江戸時代に主に女性や子供向けに作られたのが最初のようです。「豆本」の定義は時代によって異なるようですが、18 世紀までは縦4インチ(約10cm)以下をいい、印刷技術の発達と共に徐々にその基準がより小さくなっているようです。現在世界最小の本は1985年にスコットランドの印刷会社が制作した童話の本で、その大きさは縦横1ミリ角しかありません。米粒より小さい豆本にも驚きますが、もっとビックリするのは、ギネスブックによる世界最小の「犬」の記録です。その犬は1945年頃にイギリス人が飼っていた、な、なんと、体高 6.3 cm、鼻先から尾の付け根まで 9.5 cm、体重わずか113gしかない ヨークシャー・テリアだそうです。つまりそのヨーキーは上の写真の豆本の大きさと、さほど変わらないんです。 長い歴史を経て私たち人間の手で作られてきた様々な犬たち。同じイヌという「種」でありながら、外見も大きさもここまで違う動物は他にいません。こんなにも違う犬たちだけど、願っていることはきっと同じだと私は思います。小さくても大きくてもどの犬も人間と「楽しく」暮らしたい。この絵本の最後のページにはボールの絵だけが描かれていて、次のセリフで終わります。「さあ、さあ(遊ぼうよ)!」 |
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