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| 『 ペット・クレスト』ギルバート&アソシエイツ、アメリカ。大きさ(絵):20 cm×28 cm、素材:紙。価格:14.95ドル。 これはルーシェン・ギルバートというアメリカのアーティストが、犬をモチーフに描いた紋章画のリトグラフです。この商品を知るに至ったのは、ルーシェン・ギルバート氏の奥さんのメアリーさんから我が研究所宛に届いた是非とも日本の愛犬家たちに作品を紹介したいという熱意ある一通の電子メールからでした。このルーシェンさんは現在79歳で、なんと彼がアーティストとしてデビューしたのは53歳の時でした。彼は52歳の時に26年間続けていた靴のデザイナーとしての職を失い、しかもその日の前日には初めての子供が産まれたばかりだったのです。まさに天国と地獄を2日間で味わったのです。途方に暮れていたその時、メアリーと彼女の友達のアドバイスで取り組んだのが、この犬の紋章画でした。彼は紋章学を研究し、様々な犬種のブリーダーからその犬種と歴史について学びました。そしてわずか1年で作品を作り上げるまでになり、様々な犬種の特徴や歴史を描く紋章画作家として、人生の再スタートを切りました。そして彼の作品はジョンソン大統領とニクソン大統領が所有しているほど有名になりました。現在では16犬種(ビーグル、ボクサー、チワワ、コリー、ダックスフンド、ドーベルマンピンシャー、ジャーマンシェパード、ポインター、ゴールデンレトリバー、アイリッシュセッター、ラブラドールレトリバー、ミニチュアシュナウザー、プードル、セントバーナード、ヨークシャーテリア)の紋章画のリトグラフを通信販売しています。ペット・クレストとは「ペットの紋章」という意味ですが、正確には紋章のことを「コート・オブ・アームズ (coat of arms)」と言います。紋章の歴史は11世紀のヨーロッパが始まりとされていて、もともとは武具である楯にしるした世襲的シンボルでした。またその学問である紋章学は17世紀には確立しています。そして興味深いことに西洋の紋章学で言う「紋章」は世界中でヨーロッパと日本にしか存在しないのだそうです。個人や一族の武具から始まった紋章が、愛すべき犬たちの歴史と名誉を讃えたアート作品になりました。とても精密で素敵な逸品に、遅咲きのアーティストの情熱を感じます。 |
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