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| 『 リリーズ・メモリー・ボックス』ブラック・ドッグ・カタログ、アメリカ。大きさ:14.5 cm×18.5 cm×8 cm、素材:紙。価格:24.00ドル。 これは亡き愛犬の思い出の品々を入れておくメモリー・ボックスです。リリーというアメリカの女性アーティストの手作りのものなので、色塗りや箱の作りが一点一点少しずつ違います。この商品の説明はこの様に始まります。「ヒトは何頭かのイヌを愛し、そしてそのイヌたちの一生を共に過ごせるくらい長生きすることができます。そのことはすばらしく、そして同時に悲しいことです。愛犬の良き思い出はいつまでもとっておくべきものです。亡き愛犬の思い出の品をこの箱に・・・」ヒトはイヌよりも長生きします。そのため、イヌを飼うことは同時に、未来にやってくるこの悲しい現実に直面することを意味します。このペットロスに関する取り組みは、欧米では早くから行われていました。日本でも最近になってやっとこの問題に注目し始めています。愛するペットとの悲しい別れ。この辛い経験をいかに乗り切るのか? 飼い主への専門家によるカウンセリング、新たなペットを飼うなど、その対処の方法は様々です。政治家でローマの国の父とも言われたキケロ(紀元前106〜43)はこう言いました。「時間が和らげてくれぬような悲しみはひとつもない」と。確かにこの問題は、時間が解決するしかないのかもしれません。辛いことを忘れるため、亡き愛犬の持ち物を全て処分してしまう人もいるかもしれません。しかし実際は、忘れることは不可能です。この商品は単なる紙の箱かもしれませんが、このペットロスという問題への示唆があるような気がします。犬を飼うことはこれら全ての現実を受け入れること、そしてそれは犬を飼っている人の責任でもあります。亡き愛犬の品を良き思い出として、決して忘れないように、このメモリー・ボックスに残しておくことで、辛く悲しい現実を「前向きに受け入れ、その愛犬に敬意を持って感謝する」―― リリーさんが一つ一つ愛情込めて作ったこの箱は教えてくれています。今回はとても重いテーマになってしまいましたが、この商品自体は何を入れてもいいし、作りもきれいでデザインも良いのでインテリアとしても素敵です。 |
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