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| 『グロー・フェッチ』ロッキーウッズ社、アメリカ。サイズ:直径7.5cm、価格:7.95ドル。これは光を当てておくと、暗いところでも発光する蓄光性顔料(光を蓄えておける顔料)を使用したオールプラスチック製の犬用ボールです。商品名の「グロー」は「光る」、「フェッチ」は「持ってくる」という意味で、「プレイ・フェッチ」はボールなどを投げて犬が持ってくる遊びのことを言います。この商品を開発したのは、ニューヨークに住むデボラ・ウッズさんという女性です。そのきっかけとなったのは彼女の愛犬ロッキー(右上の写真)と遊んでいる時だそうです。仕事を持つ彼女が平日ロッキーと遊べるのはいつも夜。暗い夜にロッキーの大好きなボール遊びをするのはたいへん。そこで彼女は考えた。そうだ、ボール自体が光ればいい! ということで出来上がったのが、この商品です。ところで話は変わりますが、蓄光性顔料はなぜ光るのでしょうか? 身近なモノでは時計の数字の部分などにも使用されています。あの暗い中で光るペパーミントグリーンの淡い輝き、ある種幻想的でとても美しいあの光はどのようなしくみで発光するのでしょうか? そこで今回、蓄光性顔料では日本国内シェアなんと96%、世界でも約60%のシェアを持つ、「根本特殊化学」という会社の方にお聞きしました。化学用語盛り沢山のたいへん難解な説明を受けましたが、簡単に言うと、その顔料は光を当てると電子が元気になり、光がなくなってもその電子の元気を保っていられる化学合成物で、その元気な電子が発光作用を起こすのだそうです。単なる犬のボールでも、そこに分子や電子の世界があるなんて、なんかロマンチックだなあ。さてこの商品、使用している顔料はもちろん無害、硬いプラスチックでできていて丈夫、デザインもグッドです。デボラさんのように、平日は夜しか愛犬との時間が取れない飼い主は日本でも多いと思います。特に都会で暮らす人々の多くは夜型人間。生活を共にする彼らの愛犬たちも当然夜型の生活になります。夜の公園が愛犬家の社交場となっている現象もそのことをよく象徴しています。今の時代、意外とこのような夜型の商品が求められているのかもしれませんね。でも愛犬との夜遊びはほどほどにしましょう。 | |||||