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| 『ウォークアバウト』アメリカ、ウォークアバウト社。価格:$ 28.75 (XS) 〜 $ 49.75 (XL)。これは老犬や下半身の障害を持つ犬のための、介護用及び歩行補助用ハーネスです。 上の図にあるように後ろ脚をハーネスに通して腰の部分を包むようにし、補助者が持って支えることで、下半身への負担を減らし、歩行を助けます。具体的には、関節炎、背骨の変形、股関節形成不全などによる歩行障害がある犬に多く使用され、症状の改善・悪化防止、運動不足やストレスの解消に効果をあげているようです。 ところでこの商品名『ウォークアバウト』は「walk about」(=散歩する・ぶらぶら歩く)という意味が一般的ですし、この商品もそこから取ったと思います。しかし「walkabout」と一語で表現する場合は、つい最近の選挙運動中の政治家のように「政治家が街に出て一般市民と接する」というジャーナリスト用語としての意味や、「オーストラリアの原住民アボリジニーたちがある短い期間、仕事を離れて森の中を歩き回る生活」という文化人類学的な特殊な意味もあるのです。それにしても「仕事を一切やめてただただ森を歩く生活」なんて、とても素敵ですね。森の精霊にでも会いに行くのでしょうか。 とにかく犬にとっても人間にとっても「歩く(=散歩)」という行為は、運動という肉体的な目的と同じくらい、いやそれ以上に精神的なものが多くあると思います。 身体的障害や高齢のため歩くことがたいへんになった犬でも、きっと犬は飼い主と歩きたいはずです。犬が元気なとき人を散歩に連れ出し、健康やリラックスを与えてくれたように、今度は人が犬に文字どおり力を貸して歩くことができたら、きっとそれは今まで以上に素晴らしいですね。 |
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