BIG FEATS ENTERTAINMENT., PBS. U.S.A.

(c) Big Feats Entertainment/ PBS
 『ウィシュボーン』ビッグ・フィーツ・エンターテイメント社、PBS放送、アメリカ。一話三十分のTV番組。これはアメリカでTV放映されている「ウィッシュボーン」という名のジャック・ラッセル・テリアが主人公の教育番組です。この番組は古典文学を子供たちに紹介し、本(文学作品)の世界のおもしろさをもっと知ってもらうことを目的としています。現在に生きるウィッシュボーンとその家族や仲間たちが繰り広げるドラマとオーバーラップさせながら、ウィッシュボーンが空想の世界で過去の古典文学の世界に入っていきます。
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」、セルバンテスの「ドンキホーテ」、ディケンズの「二都物語」、マーク・トゥエインの「トムソーヤの冒険」、スティーブンソンの「宝島」、H・G・ウェルズの「タイムマシーン」などなど、様々な有名作家の文学が一話一話のストーリーのベースになり、毎回ウィッシュボーンがその文学作品の主人公になり、世界の名作を名演技で紹介します。『大きな想像力を持つ小さな犬』というサブタイトルがついているように、現実と空想の世界を行ったり来たりするその番組の巧みな構成とウィッシュボーンのかわいい演技がとても魅力的です。アメリカでの放映はあの「セサミストリート」などを放送しているPBS放送が全米ネットワークしています。子供番組とは言えないくらいしっかりとしかも知的に創られていて、大人が見ても十分楽しめる本当にいいTV番組です。ところで「ウィッシュボーン」とは鳥の胸のY字の形の叉骨(サコツ)のことで、食事の際, 残ったこの骨を「Make a wish !(願い事をして)」と二人で言い合いながら引き合い、長いほうを取ると願い事がかなうというエピソードがあるのです。残念ながらこのTV番組「ウィッシュボーン」は日本ではまだ見ることが出来ません。早く日本でも見れるようなればいいなと願うばかりです。どなたかお力を貸していただける放送関係の方、当研究所までご一報ください。「どうか願いが叶いますように・・・・・」
雑誌『WAN』(ペットライフ社刊)1996年4月号掲載