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| これはハンティングの訓練用の道具として75年以上の歴史を持つロングセラー商品です。アメリカ、ハントワイド社製:クラッカー・スローワー。全長約40cm、アルミニウム製。価格:19.95ドル。 商品名のとおりクラッカーを投げる道具です。スリット部分のグリップ寄りにクラッカーを差込み、てこの原理を利用してサイドスローでクラッカーを投げ出します。説明書には最高で60ヤード(約55m)もの距離を飛ばすことができると書いてあります。そして勢いよく飛ばされたクラッカーを犬がパクリとキャッチするのです。 この商品のようにてこの原理を使って物を遠くへ正確に投げる道具で、しかも形態が非常に近いものにスピアースローワー(投槍具)という槍を投げる補助器があります。これは木製の棒に木くぎやソケットをつけたもので、槍の最後部をひっかけて投げ、飛距離を伸ばすものです。しかし不思議なことに、槍は形態の差こそありますが全世界にわたって使われていた道具(武器)なのに対し、このスピアースローワーはヨーロッパや中東では各地で発掘され、一時期広く使われていたことがわかるのですが、アジアなどその他の地域ではほとんど使われていませんでした。オリンピックの競技でもある『槍投げ』は高度な技術 が必要とされ、しかも武器としての効率性が低い。なのになぜ、この一地域だけにそのための道具まで開発され、飛翔武器の代表の座を獲得したのでしょうか?これはこの地域を治めていたフランク族(“槍投げ族”ともいわれ、後に現在のフランスの国名の語源にまでなった民族)やアングロ・サクソン人が民族的に弓術が下手だったという、なんとも単純な理由であったと考えられています。 ハンティングは、私たちの先祖と犬の出会いのきっかけであり、そして『武器』の始まりでもありました。生涯40頭以上の犬を飼ったというアメリカの作家、ジェイムス・サーバーは彼の『THURBER'S DOGS 』という作品の中で次のように言っています。「そもそも最初に人間が他の動物たちの上に立ったのは、高尚な精神によったからではなく、手の指の働きによるものだった。人間は石を拾って投げることができたし、棒を振ることもできた。後に彼らは槍や弓矢を作り出した。これは私の仮説であるが、他の動物たちは、もし人間の武器の射程内に近づけばすなわち運のつきであることがわかったので、むしろ人間の友人になろうとした。・・・」 この商品は、犬との平和的な 時間を創る道具です。犬との付き合いは「なげやり」にならぬよう心掛けたいものです。 |
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